ピリカなウタリにイヤイライケレ(ミナ) 今日から使えるアイヌ語10の言葉

「ゆめぴりかの、ぴりかって、どういう意味だっけ?」

妻から質問されたとき、私はすぐに答えられなかった。

わからないことをわからないままにしておくことが絶対にできない性分なので、妻がイオンで買ってきた北海道米「ゆめぴりか」をキッチンで研いでいるすきに、携帯で調べた。

ピリカは、アイヌ語だった。

商品名の「ゆめぴりか」を調べたら、「日本一おいしい米を」という北海道民の夢に、アイヌ語で「美しい」を意味する「ピリカ」を合わせて名付けられた名前とあった。3422通の公募の一般公募から選ばれたそうだ。

へえ、ピリカって「美しい」という意味か。

さらに、ピリカの単語を調べたら、「美しい」の他に、「良い」「立派」「豊かな」という意味を持っていることがわかった。また、北海道今金町の地名に、美利河がある。ピリカ湖やピリカ遺跡というのもあった。

ピリカって、英語のグッドみたいに、使い勝手が良さそうだ。そう思ったときに、どっかのサイトで、「いいね」ボタンの代わりに、「ピリカ」ボタンにしているって、TVのニュースかネットで見たことあるようが気がした。
検索してみる。だけど、その話題を見つけることはできなかった。

ピリカのついでに、他のアイヌ語を調べてみた。タント(tanto)という言葉に目を止めた。アイヌ語で「今日」という意味だ。
そーか、ダイハツの「タント」という車は、アイヌ語から来ているのか。それで、最近、北海道にゆかりのある大泉洋をCMに使っているのかと、納得。

しかし、車のタントは、アイヌ語ではなかった。イタリア語で「とても広い、たくさんの」という意味で、たくさんの幸せをもたらす車でありたいとの思いから名付けたそうだ。

そうなんだ。そういわれると、アイヌ語って、イタリア語っぽい。

でも、【アイヌ語で「今日」という意味です。今日を生きる・暮らす・遊ぶ人に幸せをもたらす車でありたいという思いから「タント」にしました】この理由づけでも十分に通じると思うのだが。

商品名を考える時、担当者・企画者はイタリア語やフランス語、スペイン語、さらにラテン語などを使いたがるけど、身近にあるアイヌ語はどうだろう。調べてみると、アイヌ語には学校や職場で使えるような言葉がいっぱいある。

私はアイヌ語の正しい発音を覚えようとか、アイヌ語を通してアイヌの世界や文化を知ろうとか、そこまでは求めない。それは各自の自由だ。使い方が多少間違っていてもアイヌの言葉がもっと国内外に広まり、我々の日常生活の中に残ればいいと思っている。

というわけで、私が独断で選んだ、「今から使えるアイヌ語の10の言葉」をランキング形式で紹介する。

10位 キナ(kina)=草 ミナ(mina)=笑う

SNS上で(草)も(笑)も、もう古い。(竹)や(TTTTT)にも飽きた。そういう方には、(キナ)(ミナ)を今からおすすめ。

9位 レラ(rera)=風

自然と共に生きてきたアイヌの言葉らしい、美しい言葉だ。「レラが吹いてきた」でも、「レラの谷のナウシカ」でもいいから、さっそく使ってみよう。

8位 ポッケ(popke)=暖かい

「右のポッケにゃ夢がある」の、ポッケとは違う。しかし、ポッケ=暖かい、って、意味的に納得できる気がする。だって、ポッケに手を入れるとあったかいでしょ。

7位 ホクレ(hokure)=急いで

地味な言葉だが、職場の同僚に、学校の友達に、「急いで!」ってメールを打つより、「ホクレ!」の方が優しい感じがする。

6位 レウシ(rewsi)=泊まる

カップル同士の暗号のような使い方ができそう。さっそく、彼に、「今日、レウシ」

5位 ホシピ(hosipi)=帰る

毎日、奥さんへの帰宅メール「今から帰る」じゃ味けない。「今からホシピ」「星見てホシピ」の方が素敵じゃないか。

4位 イペ(ipe) =食事 

予定表などに「PM7:00イペ」と簡潔に。イペ+アン(私たち)+ ロー(~しましょう) のイペアンローで「いただきます」になる。

3位 イヤイライケレ(iyayiraykere)=ありがとう

EXITの兼近は、北海道の札幌出身だそうじゃないか。たいした意味のない擬音語を使用するくらいなら、「イヤイライケレ」のアイヌ語を広めろ!

2位 ウタリ(utar)=仲間

ウタリ(仲間)っていいよね。「ウタリ由紀恵」とか、「ふたりよりウタリ」とか、言葉遊びでもいいから使ってほしい。グループ通話も、「ウタリ通話」にしたりして。

1位 ピリカ(pirka)=美しい、良い、豊かな

やっぱり、ピリカって、神秘的な響きを含めていい言葉だよね。SNS上で、または日常的に、多くの方に使用してもらいたい。「いいね」ボタンより、「ピリカ」ボタンを。

番外編 ウポポイ

最後に、番外編として、「ウポポイ」という言葉も覚えてほしい。

「ウポポイ」はアイヌ語で「おおぜいで歌うこと」という意味。

この名前がついた「ウポポイ」(民族共生象徴空間)が、7月12日(日)、北海道の白老町に開業。

当初は本年のゴールデンウイーク前に開業予定だったが、コロナ禍での緊急事態宣言があり、オープンを先延ばしにしていた。

アイヌ文化の継承および新たなアイヌ文化の創造発展につなげるための体験型フィールドミュージアムであり、ポロト湖畔の豊かな自然を活用した憩いの場を来園者に提供するとのこと。

コロナ禍で今は旅に不安はある。

ぜひ、いつか「ウポポイ」を訪ねてみたいと思う。

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